2015年12月23日
日本神経学会HPから「重症筋無力症診療ガイドライン2014」を「リンク」に掲載
日本神経学会がホームページで公開している「重症筋無力症診療ガイドライン2014」を「リンク」させていただきました。MGの最新の診療について書かれていますので、当HPの総合花巻病院神経内科部長 槍沢公明先生の「重症筋無力症について」と合せてお読みいただければと思います。「リンク」のページからお入りください。
指針では、高用量ステロイドの漫然とした長期投与に慎重な姿勢を示し、治療初期から強めの免疫療法で短期間に症状を改善させることを推奨、疾患概念や治療各論、小児期発症などについて解説しています。
これまでの全身型MG治療では、胸腺腫の有無にかかわらず胸腺を摘除し、副腎皮質ステロイドを増量しながら高用量を維持、漸減することを一般的としていました。ところが診療ガイドラインでは、非胸腺腫症例への胸腺摘除は有効性のエビデンスが不明で、ステロイドの長期投与が患者のQOLを損なうとして、非胸腺腫症例の胸腺摘除に慎重姿勢を示しています。
さらに、高用量の長期ステロイド投与をできるだけ避けつつ免疫療法による短期間の症状改善を推奨する立場を明確化し、カルシニューリン阻害薬(ネオーラルやプログラフ)を病初期から積極的に投与することも推奨しています。
指針では、高用量ステロイドの漫然とした長期投与に慎重な姿勢を示し、治療初期から強めの免疫療法で短期間に症状を改善させることを推奨、疾患概念や治療各論、小児期発症などについて解説しています。
これまでの全身型MG治療では、胸腺腫の有無にかかわらず胸腺を摘除し、副腎皮質ステロイドを増量しながら高用量を維持、漸減することを一般的としていました。ところが診療ガイドラインでは、非胸腺腫症例への胸腺摘除は有効性のエビデンスが不明で、ステロイドの長期投与が患者のQOLを損なうとして、非胸腺腫症例の胸腺摘除に慎重姿勢を示しています。
さらに、高用量の長期ステロイド投与をできるだけ避けつつ免疫療法による短期間の症状改善を推奨する立場を明確化し、カルシニューリン阻害薬(ネオーラルやプログラフ)を病初期から積極的に投与することも推奨しています。